おみやげは、バナナ?
「あの味が、忘れられない・・・」
知人が呟く。
何事かと思いきや、仕事場の近所のかつ丼屋さんのとんかつソースの味が、良かったんだそうである。
せっかくなので、私も1度くらい行ってみようと、後日同行させてもうらことに。
店の前は何度も通った事があったのですが、いかにも古くからの個人経営的なお店。
ドアを開けると、店内はカウンター席のみ。7〜8人くらい座ると、もういっぱい。
おばあちゃんがお茶だし&お会計担当でカウンターの外に。
おじいちゃんが料理担当で、常時カウンターに。
店内には手書きのメニューや、いつから張ってあるのかよくわからないチラシやポスターがペタペタと張られていて、雑然とした雰囲気。
お昼に行ったのですが、ランチメニューはとんかつが通常の100円引きだそうで、お得な感じがしたのと、知人の言う「忘れられないとんかつソースの味」が気になるので、とんかつを食してみることに。
お昼時で注文が続いていたせいか、出て来るのに随分時間がかかりました。
やっと出て来たとんかつは、かなりボリュームがありました。
付け合わせは、キャベツ、パスタ、オレンジ。キャベツもなかなか量が多いなぁ。
時間で仕事に戻らなければならなかったので、知人とほぼ無言で、ひたすら食べ続けました。
気になるソースの味ですが、とんかつソースの味としては、初めてのご対面。
でも・・・どこかで、こんな味、経験したことがあるような気はします。
でもどこでお会いしているのか思い出せず。不思議な味だなぁと思って食べ続けていました。
食べ終わってからご主人が「この味は、洋食やってなきゃ出せないよ」と言うのを聞いてハッとしました。
そうです。デミグラスソースとか、あちら系のお味なのです。
なるほど、確かに「洋食」って言われれば、納得。組み合わせが変わると、案外わからないもんです。
そういえばメニューにはオムライスなどもあります。ますます納得です。
食べている途中から、厨房に大量のバナナが置いてあるのが気になっていました。
あれがソースのかくし味なんだろうか、でもそれにしては量が多すぎるんじゃないか、とか。
いろいろ考えながら食べていました。
すると、ご主人がバナナを切り始めました。
そして、スーパーの買い物袋に、小分けにし始めたのです。
分け終わると、袋の1つを目の前に置いて「コン、コンッ」とテーブルを2回小突きました。
どうやら「持って帰れ」という意味のようです。
これが噂の「おみやげ」かぁ〜!
「今日はみかんもらったぁー」「今日は○○だったよー」と言いながら買い物袋の小さいのを手に提げて戻って来る知人達を見ていたので、「食事をするとおみやげをくれるお店があるらしい」ことは知っていましたが、このお店だったのかぁー。
今日はたまたまバナナなんですね。ほーっ。
無言でテーブルを小突くご主人を見て、「無口で頑固な職人」的キャラクターなのかな? と思いきや。
先に挙げた洋食の話だとか、私たちに何の仕事をしているのかとかいろいろ聞いて来たり、結構よくお話をされる方でした。
私たちや同じ仕事場の人たちがこの近所に来るのは今日が最後なのだという話をすると、「皆さん、本当によくいらして頂いて、ありがとうございました。またもし近所に来る事があったら寄って下さいね」などと言いつつ、
「女性の方は、ハンバーグとかが好きなのかと思ったら、とんかつや生姜焼きみたいな注文が案外多くてねぇ。3日続けてとんかつ注文した人もいて、大丈夫かなぁってかえってこっちが心配になっちゃいましたよ」
なんてお話もされていました。
こういう普通の会話ができる感じが、個人経営店の良さだなぁーと、改めて感じました。
あんまり自分の事を根掘り葉掘り聞かれる事が好きではないので、一人になれるチェーン店を日頃選びがちですが、たまにはこういう人のぬくもりを感じられる店も、悪くないもんですね。
(毎日だと私はたぶん疲れちゃうんだろうけど)
この日の帰り道、知人と歩いていましたら、「この店には○○さんが入って、つけ麺が美味しかったって」とか、「ここの店には○○さんが入ったらしくて、こっちは私が入って、なかなか良かった」等と、延々そんな話が続きました。
皆さんよく食べ歩いていたようで、ここ数ヶ月の間、国分寺の地元のお店の消費はグッと伸びたことと思います。
いやぁ、おいしい街だと思います。国分寺。
ライブハウスとかも、それなりにあるのかなぁ。今度は主催イベントとかで行く機会があればいいなぁと思っています。
こちらは「Omnibus Live」主宰「けろ」の私的ブログです。
イベント関連のブログはこちらから♪
知人が呟く。
何事かと思いきや、仕事場の近所のかつ丼屋さんのとんかつソースの味が、良かったんだそうである。
せっかくなので、私も1度くらい行ってみようと、後日同行させてもうらことに。
店の前は何度も通った事があったのですが、いかにも古くからの個人経営的なお店。
ドアを開けると、店内はカウンター席のみ。7〜8人くらい座ると、もういっぱい。
おばあちゃんがお茶だし&お会計担当でカウンターの外に。
おじいちゃんが料理担当で、常時カウンターに。
店内には手書きのメニューや、いつから張ってあるのかよくわからないチラシやポスターがペタペタと張られていて、雑然とした雰囲気。
お昼に行ったのですが、ランチメニューはとんかつが通常の100円引きだそうで、お得な感じがしたのと、知人の言う「忘れられないとんかつソースの味」が気になるので、とんかつを食してみることに。
お昼時で注文が続いていたせいか、出て来るのに随分時間がかかりました。
やっと出て来たとんかつは、かなりボリュームがありました。
付け合わせは、キャベツ、パスタ、オレンジ。キャベツもなかなか量が多いなぁ。
時間で仕事に戻らなければならなかったので、知人とほぼ無言で、ひたすら食べ続けました。
気になるソースの味ですが、とんかつソースの味としては、初めてのご対面。
でも・・・どこかで、こんな味、経験したことがあるような気はします。
でもどこでお会いしているのか思い出せず。不思議な味だなぁと思って食べ続けていました。
食べ終わってからご主人が「この味は、洋食やってなきゃ出せないよ」と言うのを聞いてハッとしました。
そうです。デミグラスソースとか、あちら系のお味なのです。
なるほど、確かに「洋食」って言われれば、納得。組み合わせが変わると、案外わからないもんです。
そういえばメニューにはオムライスなどもあります。ますます納得です。
食べている途中から、厨房に大量のバナナが置いてあるのが気になっていました。
あれがソースのかくし味なんだろうか、でもそれにしては量が多すぎるんじゃないか、とか。
いろいろ考えながら食べていました。
すると、ご主人がバナナを切り始めました。
そして、スーパーの買い物袋に、小分けにし始めたのです。
分け終わると、袋の1つを目の前に置いて「コン、コンッ」とテーブルを2回小突きました。
どうやら「持って帰れ」という意味のようです。
これが噂の「おみやげ」かぁ〜!
「今日はみかんもらったぁー」「今日は○○だったよー」と言いながら買い物袋の小さいのを手に提げて戻って来る知人達を見ていたので、「食事をするとおみやげをくれるお店があるらしい」ことは知っていましたが、このお店だったのかぁー。
今日はたまたまバナナなんですね。ほーっ。
無言でテーブルを小突くご主人を見て、「無口で頑固な職人」的キャラクターなのかな? と思いきや。
先に挙げた洋食の話だとか、私たちに何の仕事をしているのかとかいろいろ聞いて来たり、結構よくお話をされる方でした。
私たちや同じ仕事場の人たちがこの近所に来るのは今日が最後なのだという話をすると、「皆さん、本当によくいらして頂いて、ありがとうございました。またもし近所に来る事があったら寄って下さいね」などと言いつつ、
「女性の方は、ハンバーグとかが好きなのかと思ったら、とんかつや生姜焼きみたいな注文が案外多くてねぇ。3日続けてとんかつ注文した人もいて、大丈夫かなぁってかえってこっちが心配になっちゃいましたよ」
なんてお話もされていました。
こういう普通の会話ができる感じが、個人経営店の良さだなぁーと、改めて感じました。
あんまり自分の事を根掘り葉掘り聞かれる事が好きではないので、一人になれるチェーン店を日頃選びがちですが、たまにはこういう人のぬくもりを感じられる店も、悪くないもんですね。
(毎日だと私はたぶん疲れちゃうんだろうけど)
この日の帰り道、知人と歩いていましたら、「この店には○○さんが入って、つけ麺が美味しかったって」とか、「ここの店には○○さんが入ったらしくて、こっちは私が入って、なかなか良かった」等と、延々そんな話が続きました。
皆さんよく食べ歩いていたようで、ここ数ヶ月の間、国分寺の地元のお店の消費はグッと伸びたことと思います。
いやぁ、おいしい街だと思います。国分寺。
ライブハウスとかも、それなりにあるのかなぁ。今度は主催イベントとかで行く機会があればいいなぁと思っています。
こちらは「Omnibus Live」主宰「けろ」の私的ブログです。
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by come_on_tadpoles
| 2012-04-06 23:44
| 生活