身体の障害について考える週間
・・・になっています。私的に。
先日もここで書いた、今お手伝いしているお仕事がこんな感じ(リンク先参照)のため。
その中でも多い障害が、「過敏性腸症候群」。
日々のストレス等の心的要因が原因になっているみたいですが、女の子でかわいい字体で「ガスがたくさん出て、後ろに人がいると迷惑になったり気になったりするので、一番後ろの座席を希望します」とか書いてあると、なんだかちょっとかわいそう。
やはり腹痛とか頻尿ですぐトイレに行きたくなるので出入り口に近い座席にして下さいとか、そんなのがたくさんあって、出入り口付近の席は過敏性腸症候群の受験者で全部埋まってしまうのでは? というくらい多い。
だけど、正直端から見ていて、「それくらいなんだよ、しっかりしろよ。たった1日や2日乗り切れないで、この先の人生どうするんだよ」と言いたくなる人もいる。
(本人は「自分は大変なんだ」「この辛さは他人にはわからない」とか言うんでしょうけど、実際書類見ている限りでは、本当に辛いんだなと感じられる人もいれば、そうでもなさそうな人もいます)
職員の方に「毎回こんななんですか?」と伺うと、「昔は2〜3人とか、ちらほらだったんですよ。ここ最近多いですね。ストレス社会なんですねぇ」と。
「ストレス〜が 自分を〜ダメにす〜るっ♪」って歌ってる某ハロプロ系歌手もいらっしゃいましたけれども、まさにその通りですな。
みんな、もっと気楽に生きようよ。
あと、案外多くてびっくりしてしまったのが、難聴の方。
単純に「難聴」といっても、程度や症状にものすごく幅があるというのを初めて知りました。
片耳がほとんど聴こえないが反対の耳は正常聴力なので、座席配置だけ気を配れば(前列で、正常な耳から試験監督の声が入ってくる位置に座席を指定)、他の受験生と同じ教室で受験できます、という方から、両方ともほとんど聴こえない状態なので、文書での注意事項の伝達を希望するという方も。
こういう方は一般の受験生とは別室受験になって、手話ができる方を1人置いて手話で試験の諸注意を説明して頂き、さらに試験開始時や終了時などは試験監督らが「はじめ」「やめ」などと書かれた紙を各受験生に配布して、合図するのだそうです。
普通に生活していて、手話を見かけることって私は殆どないのですが、聴覚障害者の方の出願書類を見せて頂いていても、やはり実際に手話ができる聴覚障害者の方は少ないみたいです。
「授業は読唇術を使って理解していました」「口の形でなんとなく理解しながら、板書を多めにして頂いてました」といった方が多くて、手話を使いますというのは聾学校で勉強している方など、補聴器を付けても全くもしくは殆ど聴こえませんという方で、比較的少数でした。
確かに一口に「聴覚障害」と言っても、「聴こえない」人と「聴こえにくい」人とでは、日常生活における対処法や物の捉え方も、随分違うのかもしれないと思いました。
中には、「女性の先生の授業の時は聞き取りづらいです」という方もいて。
オージオグラム(聴力検査の結果を示す表)を見ると、確かに1000Hz以上から急に聞こえが悪くなってるんです。それより低い音は正常聴力なのにもかかわらず。
高音急墜型というみたいなんですが、そういう方もいらっしゃるようです。
逆に低音だけが聴こえないという方もいらっしゃいました。
「聴こえにくい」の中にも、いろんな聴こえ方があるようです。
どうしても音楽の仕事に関わったり、音楽繋がりの方との人間関係が中心になっていたせいか、これまで聴覚障害の方と関わりを持つ機会は少なく、なかなかそういうお話を伺う機会等はなかったし、これからもそんなに多くないんじゃないだろうかという気はするのですが、今回こういう仕事のお陰でこの辺りの知識が高まったり、書類や資料を通してではありますが、そういった事で日常生活に不便を感じている方々の声を聞く事ができたのは、良い機会だったなぁと思います。
そして、私ももろもろの部分で余裕や機会があれば、一度自分の聴力のオージオグラム、作ってみたいなと思いました。
一応自分がミックスしたオケに関しては一応一定の評価を頂けているので、聴力異常ということは考えにくいですが、どの周波数も一定ということもないと思うので、自分がどの周波数の聞こえがちょっと弱いとか、そういう事を知っておけば、自分でミックス作業をする際にも、「この音はちょっと聴こえにくくて大きく出しがちみたいだから、押さえてみよう」とかできるのかなぁとか。
でも、結局聞き手の聴力もまちまちだから、あんまり意味ないのかなぁ・・・?
まぁでも、とりあえずオージオグラムは一度入手したいです。個人的趣味で。
先日もここで書いた、今お手伝いしているお仕事がこんな感じ(リンク先参照)のため。
その中でも多い障害が、「過敏性腸症候群」。
日々のストレス等の心的要因が原因になっているみたいですが、女の子でかわいい字体で「ガスがたくさん出て、後ろに人がいると迷惑になったり気になったりするので、一番後ろの座席を希望します」とか書いてあると、なんだかちょっとかわいそう。
やはり腹痛とか頻尿ですぐトイレに行きたくなるので出入り口に近い座席にして下さいとか、そんなのがたくさんあって、出入り口付近の席は過敏性腸症候群の受験者で全部埋まってしまうのでは? というくらい多い。
だけど、正直端から見ていて、「それくらいなんだよ、しっかりしろよ。たった1日や2日乗り切れないで、この先の人生どうするんだよ」と言いたくなる人もいる。
(本人は「自分は大変なんだ」「この辛さは他人にはわからない」とか言うんでしょうけど、実際書類見ている限りでは、本当に辛いんだなと感じられる人もいれば、そうでもなさそうな人もいます)
職員の方に「毎回こんななんですか?」と伺うと、「昔は2〜3人とか、ちらほらだったんですよ。ここ最近多いですね。ストレス社会なんですねぇ」と。
「ストレス〜が 自分を〜ダメにす〜るっ♪」って歌ってる某ハロプロ系歌手もいらっしゃいましたけれども、まさにその通りですな。
みんな、もっと気楽に生きようよ。
あと、案外多くてびっくりしてしまったのが、難聴の方。
単純に「難聴」といっても、程度や症状にものすごく幅があるというのを初めて知りました。
片耳がほとんど聴こえないが反対の耳は正常聴力なので、座席配置だけ気を配れば(前列で、正常な耳から試験監督の声が入ってくる位置に座席を指定)、他の受験生と同じ教室で受験できます、という方から、両方ともほとんど聴こえない状態なので、文書での注意事項の伝達を希望するという方も。
こういう方は一般の受験生とは別室受験になって、手話ができる方を1人置いて手話で試験の諸注意を説明して頂き、さらに試験開始時や終了時などは試験監督らが「はじめ」「やめ」などと書かれた紙を各受験生に配布して、合図するのだそうです。
普通に生活していて、手話を見かけることって私は殆どないのですが、聴覚障害者の方の出願書類を見せて頂いていても、やはり実際に手話ができる聴覚障害者の方は少ないみたいです。
「授業は読唇術を使って理解していました」「口の形でなんとなく理解しながら、板書を多めにして頂いてました」といった方が多くて、手話を使いますというのは聾学校で勉強している方など、補聴器を付けても全くもしくは殆ど聴こえませんという方で、比較的少数でした。
確かに一口に「聴覚障害」と言っても、「聴こえない」人と「聴こえにくい」人とでは、日常生活における対処法や物の捉え方も、随分違うのかもしれないと思いました。
中には、「女性の先生の授業の時は聞き取りづらいです」という方もいて。
オージオグラム(聴力検査の結果を示す表)を見ると、確かに1000Hz以上から急に聞こえが悪くなってるんです。それより低い音は正常聴力なのにもかかわらず。
高音急墜型というみたいなんですが、そういう方もいらっしゃるようです。
逆に低音だけが聴こえないという方もいらっしゃいました。
「聴こえにくい」の中にも、いろんな聴こえ方があるようです。
どうしても音楽の仕事に関わったり、音楽繋がりの方との人間関係が中心になっていたせいか、これまで聴覚障害の方と関わりを持つ機会は少なく、なかなかそういうお話を伺う機会等はなかったし、これからもそんなに多くないんじゃないだろうかという気はするのですが、今回こういう仕事のお陰でこの辺りの知識が高まったり、書類や資料を通してではありますが、そういった事で日常生活に不便を感じている方々の声を聞く事ができたのは、良い機会だったなぁと思います。
そして、私ももろもろの部分で余裕や機会があれば、一度自分の聴力のオージオグラム、作ってみたいなと思いました。
一応自分がミックスしたオケに関しては一応一定の評価を頂けているので、聴力異常ということは考えにくいですが、どの周波数も一定ということもないと思うので、自分がどの周波数の聞こえがちょっと弱いとか、そういう事を知っておけば、自分でミックス作業をする際にも、「この音はちょっと聴こえにくくて大きく出しがちみたいだから、押さえてみよう」とかできるのかなぁとか。
でも、結局聞き手の聴力もまちまちだから、あんまり意味ないのかなぁ・・・?
まぁでも、とりあえずオージオグラムは一度入手したいです。個人的趣味で。
by come_on_tadpoles
| 2006-10-16 22:53
| 生活