相変わらずよく吠える犬と、もう吠えることのない犬
実家に帰ってます。
やはり先日亡くなったわんこは庭に埋めることになったらしく、「こっち帰って来るって言ってたけど、いつくるの? もうそろそろ埋めるんだけど。来たって骨しかないよ」という、「お前が来ないからいつまでたっても埋められないじゃねーかよ」という催促ともとれなくないメールが家族から届いたので、この週末は実家に帰りました。
もう1人暮らし長いんですが、こんな1ヶ月しか間を空けずに帰省したのなんて、始めてです。
これまで1年に1回か、良くて2回帰ればいい感じでした。
で、実家に帰りまして、灰色の犬に、いつものように強烈に吠えられました。
そう、実家にはもう1匹わんこがいます。こっちは室内犬。
私が実家を出てから飼い始めた犬なので、犬にしてみれば私のほうが「たまに突然やってきて何日か泊まっていく変な客」なのであります。
私的にも「後から突然やってきて我が物顔で、なんだこいつ」って感じなので、お互い様です。
(別に嫌いなわけじゃないんですが、育てる過程に一切参加していないせいなのか、あんまり愛着がないんです)
前回帰った時には白わんこが寝ていた部屋に、今回は白わんこがいなくなってサークルも片付けられた代わりに、小さな木箱と白わんこの写真が棚の上に置いてありました。
この木箱触っていいもんなんだろかーと木箱の前でぼーっと座っていたら、父がやってきて、木箱開けてくれました。
「これが頭でさー、(箱に)入らないから蓋でつぶしちゃったんだけど、これが顔だろ・・・」
結構骨が丈夫な犬だったらしくて、顔の形がきちんと残ってたと話で聞いていたのですが、本当にしっかり顔の形が残ってました。
それから家族がかわるがわる、亡くなってから火葬を済ませるまでのいろいろを話してくれました。
「仕事行ってるうちに亡くなったら嫌だな」と言っていた妹が帰宅してから30分もたたないうちの出来事だったらしく、妹がテレビを見ながら犬の方も気にしていて(テレビから少し視線をずらすと犬の入ったサークルが見えるのです)、「なんだか今日は随分呼吸がゆっくりなんだなぁ」と思って見ていたら排便に気付く→片付けようと近寄る→ご臨終、という流れだったらしい。
前日の夜も苦しそうに一晩中鳴いていて、いつも同じ部屋で寝ていた母は一睡もできず、灰色わんこまでもが眠れずに様子を伺っていたそう。
亡くなった翌日の朝に火葬したそうですが、「人間はお棺があるじゃない? でもお棺がなくて、網みたいのに乗せられてそのまま火葬に行っちゃったから、あれはどうもねぇ・・・」とのこと。
「なんか、料理されちゃうみたいだね」
「そうそう。あれはちょっとかわいそうだったよ」と。
犬の火葬は体重で料金が違うらしく、うちの白わんこはもうやせ細ってしまっていたので、1番小さいサイズの料金で済んでしまった、と言ってました。
どういうわけかその火葬場ではパグを飼っているそうで、火葬を待っている間うちの家族にまとわりついてきたりしたらしい。
「火葬場の人は『動物亡くなられた方が来る場所でどうなのかなぁとも思ったんですけど、少しでも癒しになれば・・・』なんて言ってたけど、やっぱり(火葬を待つ間)ただ黙って待ってるのよりは気がまぎれたから、良かったよ」と母は言ってました。
灰色わんこは家族が白わんこを毛布でくるんで抱いて外出したのを不思議そうに見ていて、火葬を済ませて戻ってきたら普段外出から戻った時とは全く違う剣幕で家族に向かって吠えていたそう。
「コロちゃん抱いて出かけたの見てるから、『白いのどこ連れてったんだよ』って不思議に思ったのかもしれないね」と。
灰色わんこはお手洗いの時だけ外に出るんですが、相変わらず白わんこの小屋を覗いたり、白わんこがいつも寝ていた縁側を不思議そうに見ているらしいです。家の中でサークルの外に出すと、白わんこがいた部屋に入った時は、匂いをかいでやっぱり不思議そうにきょろきょろしているらしい。
私も、まだ縁側に白わんこが寝ているような気がして、部屋の前を通ると習慣でつい縁側のある窓の方に目をやってしまいます。
私は急かされていたのだと思っていたけれど、家族と話してみると「木箱そのまま埋めたら腐っちゃうのかなぁ。土にかえっていいのかなとも思うけど、たぶんないけどもし万が一引っ越すことになって掘り返すことになって、変な状態になって残ってたら嫌だしねぇ。」
どうも、埋め方に困っているようす。なんだ、全然急いでないじゃん。
「湿気が入らないようにすればいいんだよね。そういう入れ物に入れても大丈夫かね」
と母が指したのは、某ねずみのリゾートで売られているポップコーンの入れ物・・・。
「あぁ、それでもいいんじゃない。プラスチックだから土の中で変形しないし」
とは言ってみたものの・・・。そんな浮かれたデザインの入れ物に、骨入れて埋めちゃうんですか。そうですか。
・・・本当に、どうするんだろう。
やはり先日亡くなったわんこは庭に埋めることになったらしく、「こっち帰って来るって言ってたけど、いつくるの? もうそろそろ埋めるんだけど。来たって骨しかないよ」という、「お前が来ないからいつまでたっても埋められないじゃねーかよ」という催促ともとれなくないメールが家族から届いたので、この週末は実家に帰りました。
もう1人暮らし長いんですが、こんな1ヶ月しか間を空けずに帰省したのなんて、始めてです。
これまで1年に1回か、良くて2回帰ればいい感じでした。
で、実家に帰りまして、灰色の犬に、いつものように強烈に吠えられました。
そう、実家にはもう1匹わんこがいます。こっちは室内犬。
私が実家を出てから飼い始めた犬なので、犬にしてみれば私のほうが「たまに突然やってきて何日か泊まっていく変な客」なのであります。
私的にも「後から突然やってきて我が物顔で、なんだこいつ」って感じなので、お互い様です。
(別に嫌いなわけじゃないんですが、育てる過程に一切参加していないせいなのか、あんまり愛着がないんです)
前回帰った時には白わんこが寝ていた部屋に、今回は白わんこがいなくなってサークルも片付けられた代わりに、小さな木箱と白わんこの写真が棚の上に置いてありました。
この木箱触っていいもんなんだろかーと木箱の前でぼーっと座っていたら、父がやってきて、木箱開けてくれました。
「これが頭でさー、(箱に)入らないから蓋でつぶしちゃったんだけど、これが顔だろ・・・」
結構骨が丈夫な犬だったらしくて、顔の形がきちんと残ってたと話で聞いていたのですが、本当にしっかり顔の形が残ってました。
それから家族がかわるがわる、亡くなってから火葬を済ませるまでのいろいろを話してくれました。
「仕事行ってるうちに亡くなったら嫌だな」と言っていた妹が帰宅してから30分もたたないうちの出来事だったらしく、妹がテレビを見ながら犬の方も気にしていて(テレビから少し視線をずらすと犬の入ったサークルが見えるのです)、「なんだか今日は随分呼吸がゆっくりなんだなぁ」と思って見ていたら排便に気付く→片付けようと近寄る→ご臨終、という流れだったらしい。
前日の夜も苦しそうに一晩中鳴いていて、いつも同じ部屋で寝ていた母は一睡もできず、灰色わんこまでもが眠れずに様子を伺っていたそう。
亡くなった翌日の朝に火葬したそうですが、「人間はお棺があるじゃない? でもお棺がなくて、網みたいのに乗せられてそのまま火葬に行っちゃったから、あれはどうもねぇ・・・」とのこと。
「なんか、料理されちゃうみたいだね」
「そうそう。あれはちょっとかわいそうだったよ」と。
犬の火葬は体重で料金が違うらしく、うちの白わんこはもうやせ細ってしまっていたので、1番小さいサイズの料金で済んでしまった、と言ってました。
どういうわけかその火葬場ではパグを飼っているそうで、火葬を待っている間うちの家族にまとわりついてきたりしたらしい。
「火葬場の人は『動物亡くなられた方が来る場所でどうなのかなぁとも思ったんですけど、少しでも癒しになれば・・・』なんて言ってたけど、やっぱり(火葬を待つ間)ただ黙って待ってるのよりは気がまぎれたから、良かったよ」と母は言ってました。
灰色わんこは家族が白わんこを毛布でくるんで抱いて外出したのを不思議そうに見ていて、火葬を済ませて戻ってきたら普段外出から戻った時とは全く違う剣幕で家族に向かって吠えていたそう。
「コロちゃん抱いて出かけたの見てるから、『白いのどこ連れてったんだよ』って不思議に思ったのかもしれないね」と。
灰色わんこはお手洗いの時だけ外に出るんですが、相変わらず白わんこの小屋を覗いたり、白わんこがいつも寝ていた縁側を不思議そうに見ているらしいです。家の中でサークルの外に出すと、白わんこがいた部屋に入った時は、匂いをかいでやっぱり不思議そうにきょろきょろしているらしい。
私も、まだ縁側に白わんこが寝ているような気がして、部屋の前を通ると習慣でつい縁側のある窓の方に目をやってしまいます。
私は急かされていたのだと思っていたけれど、家族と話してみると「木箱そのまま埋めたら腐っちゃうのかなぁ。土にかえっていいのかなとも思うけど、たぶんないけどもし万が一引っ越すことになって掘り返すことになって、変な状態になって残ってたら嫌だしねぇ。」
どうも、埋め方に困っているようす。なんだ、全然急いでないじゃん。
「湿気が入らないようにすればいいんだよね。そういう入れ物に入れても大丈夫かね」
と母が指したのは、某ねずみのリゾートで売られているポップコーンの入れ物・・・。
「あぁ、それでもいいんじゃない。プラスチックだから土の中で変形しないし」
とは言ってみたものの・・・。そんな浮かれたデザインの入れ物に、骨入れて埋めちゃうんですか。そうですか。
・・・本当に、どうするんだろう。
by come_on_tadpoles
| 2008-06-23 05:00
| ひとりごと